13年引きこもった人のお話

13年引きこもった40代男性が社会に少しずつ関わっていこうと思い、記録を綴っています。

雨中出陣

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霧雨

いよいよ今日が正社員ドライバーを目指す就活の初戦となります。手始めに以前から目星をつけていた運送会社に申し込んでおり、その面接に行ってきました。

ただ今日は天気予報では曇りなのに、霧雨のような細い雨がずっと降っていて難儀しました。こんな日こそ車が欲しいですね……。まー泣き言を言っても始まらないので、自転車を傘差し運転をしながら(おい)会社近くまで行き、時間になるまで面接の想定脳内問答をやっていました。
といっても初戦でどういったやり取りがあるのかさっぱり分からないので、絶対聞かれるであろう志望動機と長期に引きこもっていた理由に絞ってこの2つだけは答えられるようにしておきました。

運送会社のドライバーです。よどみなく答える必要はありませんが、とにかく自分の言葉で正直な心の内を言えるように腐心しなければいけません。


長期戦

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面接は実に1時間近くにも及びました。
まず志望動機は履歴書に書いていたため相手も手短に聞くだけで済みました。ちなみに志望動機は、ドライバーとして自分を育ててくれる会社を探していることと、そのための資格取得をサポートしてくれる会社を望んでいることの2点です。

この2点は自分の正直な気持ちであると同時に、この会社が人材育成に力を入れていることと、資格取得を実際にサポートしていることを事前にウェブサイトで見て知っており、互いの求めるものがマッチングしていることをアピールする重要な意味合いも含んでいます。


引きこもっていた間のことについては…聞かれませんでした。
今の食品配達の面接のときにもそういえば聞かれませんでしたね。最近はそういう風潮なんですかね。まー下手に抉って向こうが「あああああああ!!!!」とか突然キレられたりしたら事ですからね(笑)。私が面接官でも正面から突っ込んで聞いたりはしないと思います。
それか逆に呆れて何も聞かなかった可能性もあります。つまりこの時点で敗北ですね。こっちの方が可能性高そうですね……。だって経験者って聞いて面接したら、3ヶ月だけ経験してる元長期引きこもりのおっさんが来た訳ですからね。


途中相手に電話が掛かってきてかなりの時間、こちらが待つことに。というか長すぎじゃないですかね……。話しぶりから察するに別に今話すほどのことでもなさそうですし。

ハッ、そうかこれは忍耐力を試しているんだな(名推理)

まだー?みたいな素振りは一切見せず、ひたすら石になって電話が終わるのを待っていました。


他は仕事の内容、休日や残業、給与の詳細、資格取得の制度などの説明が多くの時間を占めました。
またドライバー職ということで、健康関連の質問や免許証の提示なども求められました。
特徴的な質問の1つとして、「あなたがここで運転される場合は何を重視されますか?」というものがありました。これは悩まず「安全運転」と答えておきました。自分の新聞配達&食品配達の仕事で実際に意識していることであると同時に、この会社が安全運転活動に特に力を入れていることを知っていたためです。正答であったと考えています。


家に帰るまでが面接です

面接が終わり、会社の外に出ると雨はさらにひどい降りになっていました。今日天気予報だとずっと曇りだったのに大外れじゃないか(憤怒)。なんか縁起悪いですね……
傘差し運転で帰ると会社の人に見られる可能性があるので、ここは自転車を押しながら歩いて帰りました。1時間近くの時間を掛けて……
狭い田舎なのでこういうのもすぐ目につくんですよね。なんせ田舎だと車社会もいいとこで自転車のおっさんなんてレアキャラですからね。
もし採用されたら車を急いで買うのもありですかね。今度は家から遠い職場ですし。まー結果を見て考えましょう。


手応え

結論から言うとありました。つまり採用の可能性があるということです。ただ2人以上の募集に対して現在まで4人来ているとも聞きました。その中で採用される自信あるのかよと聞かれると自分でも答えに悩みますが、それでも最後まで「なんでこんなおっさんが来たんだ(ドン引き)」的な反応はありませんでした。

何よりも「あなたはまだ若いしたぶん大丈夫(あるいははっきりと採用される)」といった言葉も緊張で記憶があいまいですがあったような気がします。まーこの言葉はお祈り時でも使われそうですが……

ともかく思った以上の手応えがあったのは事実です。
結果が分かるのは週初めあたりになります。人事を尽くした以上、あとは天命を待ちましょう。そしてもし転んでもまた立ち上がり、歩き続けることこそが大切です。


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