13年引きこもった人のお話

13年引きこもった40代男性が社会に少しずつ関わっていこうと思い、記録を綴っています。

配達中初野糞 & 初転倒事故

今回も大変汚い話になっております。ご了承ください。


時間ギリギリに起きるリスク

食品配達とのWワークになってからは新聞配達に行く直前まで寝てることが増えました。そうすると当然朝のお通じをスルーすることになりますが、普段から便秘がちなのでたとえお通じがなくても問題ありません。ただ今日は違いました。朝のお通じの日だったらしく、便意が配達中に来たのです。


すでに私は新聞配達を初めて1ヶ月でうんこマンになるという偉業を達成しており、もはや恐れるものは何もありませんが、あのときうんこマンになったのは正確には配達後のことです。配達中にうんこマンになってしまうとミッション進行不可に陥る可能性が大いにあります。顧客が届けて欲しいのは新聞であって、それ以外のものは届けられても困るはずです。

便意が来た時点でまだ新聞を配り始めて15分そこらで、あと1時間は終わりません。トイレにすぐに行きたいのですが、私の担当エリアは絶妙な具合の田舎であり、コンビニや公園はないが住宅はそこそこ立ち並ぶため山に入って用を足すことも難しい状況です。
奇しくもこの日着ているズボンは以前うんこマンになったときのジャージです(ええ洗って履いてます。もったいないですし、不思議と愛着も湧きますハハッ)。すごく嫌な予感がします。


肛門は大丈夫だと言うが

よく知られているようにうんこの硬さと便意を我慢できる時間は多く場合正比例します。
軟便は10分と持たないことも多いですが、硬便ならば場合によっては便意が収まることすらあります。私もうんこと共に40年以上生きてきたため、肛門が伝えてくるそれらの情報についてはかなり正確なのは分かっています。
そして私の肛門は今回は硬便であり、配達をこのまま済ませることができると伝えています。しかし予測は100%当たる訳ではなく、稀に外すことも経験済です。また私の場合は腸が弱いのか、最初が硬便でもその後すぐに残り便みたいに軟便が第二波(セカンドインパクト)、第三波(サードインパクト)とくることが結構あるため、排便後も油断できません。


……しかし私は今回肛門を信頼しませんでした。大事を取り、配達ルートから大幅に外れた山の中まで原付を進め、そこで用を足しました。出来る限り人が数年は通らなそうな場所を選定しましたが、誰かの私有地だったら大変申し訳ありません。
便は予想通り硬便で、硬さからいうと間違いなく配達中我慢できたと思われます。「本当にすまないと思っている」と信じてやれなかった肛門に詫びつつ、トイレットペーパーでお尻を拭きました。ええティッシュではありません、トイレットペーパーです。こういうことを何度も何度も経験しているのでトイレットペーパーを常に持ち歩いています。

リフレッシュと手を洗うのも兼ねて自販機でジュースを購入して配達に再出発。
時間は大幅に遅れましたね。30分以上のロスは確定でしょうか……。ちょっと急がないといけませんね。でもそういう行動は事故に繋がりやすいんですよね。そして私の場合もそうでした。


回復運転の末の事故

「災害は偶然の産物ではありません。何らかの連鎖的な出来事の結果です」。
ナショナルジオグラフィックチャンネルの人気番組、「衝撃の瞬間」の冒頭に流れるメッセージですが、どんな些細な事故でもこれは当てはまります。

遅れを回復すべく、慣れた道をいつもより早めのスピードで走行。そして顧客の家に入るために細い私道にショートカット気味に斜めに入った瞬間、公道と私道の間にある幅20cm余りの溝にちょうど原付のタイヤがはまり込み、バランスを崩して転倒。私の体も投げ出されました。


……うう痛い、でも生きてる。体の方はどうだろう。「忍びは徹底した現実家である。それゆえに冷静かつ客観的に自分の体を観察できるのだ」…ってそんな隆慶一郎の小説に出てくる忍者みたいなこと考えなくても、ただの擦り傷だわこれ(笑)。
次は原付ですね。カブのエンジンが止まってます。車体を起こして再始動を何度も試みてようやくエンジンが生き返りました。残りは慎重に配って配達終了。


今日野糞をしなければ恐らくこの事故は起きなかったでしょう。またしても遅れるのは仕方ないと平時の運転を心掛けていればやはり避けられたはずです。
打ちどころが悪ければ死ぬことだってあるのですから、今日の出来事は僥倖であったと思い、明日以降はより慎重に両配達の仕事を続けようと思います。


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おっさんの汚い足なんて晒しても仕方ないのですが、自分への戒めとして残しておきます。いやほんとこの程度の怪我で済んでよかった